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中川研究林におけるロープを使った林冠アクセス技術について

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Please use this identifier to cite or link to this item:http://hdl.handle.net/2115/73004

Title: 中川研究林におけるロープを使った林冠アクセス技術について
Other Titles: Canopy access technology that uses a rope in Nakagawa Experimental Forest
Authors: 竹内, 史郎1 Browse this author
奥田, 篤志2 Browse this author
斉藤, 満3 Browse this author
小林, 真4 Browse this author →KAKEN DB
Authors(alt): Takeuchi, Fumio1
Okuda, Atsushi2
Saitoh, Mitsuru3
Kobayashi, Makoto4
Issue Date: 15-Mar-2016
Publisher: 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーション
Journal Title: 北方森林保全技術
Journal Title(alt): Technical report for boreal forest conservation of the Hokkaido University Forests
Volume: 第33号
Start Page: 4
End Page: 23
Abstract: 中川研究林(以下当林)では10年以上前から、ロープアクセス技術を応用した手法を用いて樹木の林冠部にアクセスし、生態学的調査等を行っている。なお、具体的な調査研究事例は以下である。1997年~現在 大型猛禽類の営巣調査 奥田、斉藤ら  2002年 樹木シュートの観測 鈴木 牧  2003年 樹木葉と植食性昆虫幼虫のサンプリング 原 拓史  2005年 林冠気象観測 山ノ内、斉藤ら  2014年 針葉樹の種子採取 奥田ら  当林で行っているロープアクセス技術はSingle Rope Technique(以下、SRT)という技術に準じている。SRTとは一本のロープで垂直ないし、急傾斜の場所を登り降りする技術の総称である。元来、SRTはヨーロッパのケイビング技術として発展してきた。ケイビングとは洞窟探検であり、三次元的に入り組んだ洞窟には大きな竪穴も存在する。SRTは、そのような複雑な形状の竪穴に効果的に入り、安全に作業を行うための技術の一つである。林冠部を対象とした調査を行う上でSRTが好まれる理由には、梯子やジャングルジムを構築するよりもシステムとしてシンプルかつ必要とする機材が軽量であることが挙げられる。これは同時に予算や人員などが限られる大学等の研究組織において安価に林冠部を対象とした研究を実施する上で有効な手法であると言える。近年、SRTはケイビングに留まらず、足場を組むことのできない高所作業全般やアメリカのアーボリスト(庭師)に使われ、それぞれの業界で柔軟な運用がなされている。地上から林冠にアクセスするには、本来、鉛直方向にアクセスするSRTをそのまま利用することはできないため、当林では試行錯誤を経て、最適と考えられる形に応用して用いている。本稿では当林で行っているロープアクセス技術の具体的な装備、技術についての詳細をまとめるものである。なお、林冠にアクセスする技術として広く知られている“ツリークライミング”“Tree Climbing”はツリークライミング団体であるツリークライミング®ジャパンが商標登録している名称である。その技術体系は同団体が管理しているため、ツリークライミングの技術を修得するにはツリークライミング®ジャパンの運営している講習会を受講する必要があり、当林ではこの講習を受講していない。本稿で紹介する技術はツリークライミングとは一切関係なく、あくまで独自体系のロープアクセス技術の紹介である。本稿は中川研究林で実施しているロープアクセス技術について紹介するものであるが、著者らを含む作業者は高所作業の専門教育機関で訓練を受けたものではない。安全管理には十分に留意した上で業務を遂行しており、その経験や技術資料からの注意点を盛り込んだ内容になってはいるものの、このような作業の実施には、当然生命の危険があり、相応の訓練と経験を積む必要があることを強く念頭に置いて読んでいただきたい。なお、本稿は専門機関の監修を受けたものではない。もし作業を実施する場合には事前に専門養成機関(ロープテックジャパンSRT講習会、アルテリア ロープアクセス・ロープレスキュー講習会)の講習を受講することを強く推奨する。
Type: bulletin (article)
URI: http://hdl.handle.net/2115/73004
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