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間歇的な機械的刺激はRAW264.7細胞における破骨細胞分化を抑制する

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Please use this identifier to cite or link to this item:https://doi.org/10.14943/doctoral.k13038
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Title: 間歇的な機械的刺激はRAW264.7細胞における破骨細胞分化を抑制する
Authors: 加藤, 結香 Browse this author
Issue Date: 22-Mar-2018
Publisher: Hokkaido University
Abstract: 骨改造において機械的刺激が重要な役割を果たしていることが明らかとなっているが,破骨細胞の分化誘導系に対し機械的刺激を直接作用させた報告は我々の研究のみである.これまで我々は周期的および持続的な機械的刺激による破骨細胞分化の抑制に関して報告してきた.本研究では,可撤式矯正装置の間歇的な使用による組織変化を想定して,間歇的な機械的刺激を加えた場合の破骨細胞分化への影響について検討した.RAW264.7 細胞を通法に従い3 日間培養した.その後,Flexcell tension system を用い,培養4 日目から48 時間,伸展率10 %で,合計刺激時間を24 時間とし,1,2,3,4,6,12 時間毎にそれぞれ持続的機械的刺激と無刺激とを繰り返し,間歇的な機械的刺激とした.48 時間無刺激としたものを対照群とした.TRAP 染色にて核数ごとに破骨細胞数を測定し,破骨細胞関連遺伝子のmRNA 発現量をリアルタイムPCR 法にて定量した.全ての実験群では破骨細胞数が有意に抑制された.また,1 時間毎の刺激付与群(1 時間群)と12 時間毎の刺激付与群(12時間群)を比較すると,1 時間群において総破骨細胞数は有意に抑制された.特に2,3,4核の破骨細胞数が有意に抑制された.両群のmRNA 発現量の比較では,DC-STAMP およびOC-STAMP,CD47 の発現は1 時間群において有意に抑制された.12 時間群に比べ1 時間群では,単核の前破骨細胞同士,および単核の前破骨細胞と2?4 核の小数核の破骨細胞との融合に関与しているCD47 の発現抑制により,2?4 核の破骨細胞数が抑制され,さらにDC-STAMP およびOC-STAMP の発現抑制により総破骨細胞数が抑制されることが示唆された.以上から,間歇的な機械的刺激を付与する回数,時間によって細胞融合因子が抑制され,破骨細胞分化を抑制することが示唆された.
Conffering University: 北海道大学
Degree Report Number: 甲第13038号
Degree Level: 博士
Degree Discipline: 歯学
Examination Committee Members: (主査) 特任教授 飯田 順一郎, 特任教授 鈴木 邦明, 教授 土門 卓文, 准教授 吉村 善隆
Degree Affiliation: 歯学研究科(口腔医学専攻)
Type: theses (doctoral)
URI: http://hdl.handle.net/2115/89301
Appears in Collections:課程博士 (Doctorate by way of Advanced Course) > 歯学院(Graduate School of Dental Medicine)
学位論文 (Theses) > 博士 (歯学)

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