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北海道大学大学院教育学研究院紀要 = Bulletin of Faculty of Education, Hokkaido University >
第99号 >

水中運動実施の水温が感情,体温,血中NK細胞活性に及ぼす影響―中高年女性における水温30℃と34℃の比較―

フルテキスト
2006-99-55.pdf651.26 kBPDF見る/開く
この文献には次のDOIがあります:http://doi.org/10.14943/b.edu.99.55

タイトル: 水中運動実施の水温が感情,体温,血中NK細胞活性に及ぼす影響―中高年女性における水温30℃と34℃の比較―
その他のタイトル: Effects of water temperature differences on emotion, body temperature and blood natural killer (NK)cell activity during water exercise among middle-aged women ―Comparison between a pool water temperature of 30- and 34-degrees centigrade―
著者: 森谷, 絜 著作を一覧する
キーワード: emotion
NK cell activity
catecholamine
body temperature
water
exercise
発行日: 2006年 9月25日
出版者: 北海道大学大学院教育学研究科
誌名: 北海道大学大学院教育学研究科紀要
巻: 99
開始ページ: 55
終了ページ: 69
抄録: 水中運動は低体力者や障害をもつ人たちにも,「積極的休養法」になりうる運動と 考えられる。本研究では,中高年女性を対象として,楽しみながら無理なく行う強度の水 中運動が,実施者の感情・自律神経機能・免疫機能・体温に及ぼす効果を検討した。午後 7時から,音楽のある環境で,熟練した指導者に従って,4-9名の集団で50分間の水中 運動を実施させた。50分間の水中運動の替わりに,写真集を眺めて過ごす対照安静日を別 な日の同一時刻に設けた。プールの水温は,29-30℃,33-34℃の2種とし,可久的に同様 の水中運動を行い,水中運動と対照安静実験前後の測定値を比較した。両水温ともに,水 中運動後に快感情とリラックス感得点が高まり,血漿ノルアドレナリン(NA)濃度が上昇 したが,対照安静後に有意な変化は認められなかった。自然免疫能の指標である血中ナチュ ラルキラー(NK)細胞活性は,水温33-34℃のプールで実施した水中運動後に上昇したが, 29-30℃のプールと対照安静では変化しなかった。直腸温は,水温33-34℃のプールで実施 した水中運動では,運動開始数分後から上昇したのに対し,29-30℃では最初低下し40-50 分で上昇した。対照安静実験では低下し続けた。平均直腸温変化量積分値とNK 活性変化 量との間に,有意な正の相関が認められた。両水温での50分間の水中運動実施は,交感神 経活動(血漿NA 濃度)を適度に高めることで感情を改善する可能性が推察される。水温 29-30℃に比べて,33-34℃のプールは,水中運動実施によって,深部体温を上昇させてNK 活性を高めるのに適していると考えられる。
資料タイプ: bulletin
URI: http://hdl.handle.net/2115/14788
出現コレクション:第99号

 

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