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救急医療施設における頭部外傷後高次脳機能障害の問題点

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Please use this identifier to cite or link to this item:http://hdl.handle.net/2115/44851

Title: 救急医療施設における頭部外傷後高次脳機能障害の問題点
Other Titles: Problems in accurately diagnosing and follow-up for a higher brain dysfunction after traumatic brain injury
Authors: 早川, 峰司1 Browse this author →KAKEN DB
生駒, 一憲2 Browse this author →KAKEN DB
大城, あき子3 Browse this author
星野, 弘勝4 Browse this author
丸藤, 哲5 Browse this author →KAKEN DB
Authors(alt): Hayakawa, Mineji1
Ikoma, Katsunori2
Oshiro, Akiko3
Hoshino, Hirokatsu4
Gando, Satoshi5
Keywords: 見逃し損傷
診断感度
びまん性脳損傷
WAIS-R
missed injury
diagnostic sensitivity
diffuse brain injury
Issue Date: May-2007
Publisher: 日本救急医学会
Journal Title: 日本救急医学会雑誌
Volume: 18
Issue: 5
Start Page: 169
End Page: 178
Abstract: 背景・目的 : 高次脳機能障害のため, 社会復帰を果たせない患者の問題が社会的に注目され, 行政的な対応や疫学調査などが行われているが, これらの調査は慢性期の症状が安定した患者を母集団とした調査が中心であった。救急医療施設からの転院や退院の後に, 高次脳機能障害を呈するも外来経過観察から脱落し社会的に困窮している患者群が存在しているとの仮説を立て, そのような状況に至った問題点を明らかにすることを, 本研究の目的とした。対象 : 2000年1月から2003年12月の4年間に北海道大学病院救急部に, 受傷現場から直接搬入となり生存退院もしくは転科となった鈍的外傷患者204症例。方法・結果 : 2回のスクリーニング用紙による調査や外来診察, 入院精査の結果より高次脳機能障害患者の発生数を調査し, その受傷時の状態, 検査の施行状況, 退院までの経過などに関して検討を行った。対象患者204症例のうち, 79症例から1次スクリーニング調査に回答があった。最終的に6症例, 全体の約3%が高次脳機能障害と診断された。本調査により新たに診断された症例は3症例であり, いずれも高次脳機能障害とは関わりの少ない診療科からの退院であった。頭部外傷に対する診断に関しては, 急性期治療の必要性を判断するために頭部CTが82% (79症例中, 65症例) で施行されていた。頭部CTや意識レベルなど臨床的に問題を認めない症例に対し, 微細な脳損傷を否定するためにMRIなどの検査を施行している症例は認められなかった。考察・結論 : 救急領域における高次脳機能障害患者の見逃しは, 頭部外傷患者における脳損傷に対する検査・診断方法の感度の問題と, 高次脳機能障害の疾患自体の認知不足にあると考えられた。
Type: article (author version)
URI: http://hdl.handle.net/2115/44851
Appears in Collections:北海道大学病院 (Hokkaido University Hospital) > 雑誌発表論文等 (Peer-reviewed Journal Articles, etc)

Submitter: 早川 峰司

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