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第19号 >

日本語の対称詞における出現タイプと機能について

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Please use this identifier to cite or link to this item:http://doi.org/10.14943/rjgshhs.19.l255

Title: 日本語の対称詞における出現タイプと機能について
Other Titles: Appearance Types and Functions of Japanese Address Terms
Authors: 都, 賢娥1 Browse this author
Authors(alt): TOH, Hyunah1
Issue Date: 20-Dec-2019
Publisher: 北海道大学大学院文学院
Journal Title: 研究論集
Journal Title(alt): Research Journal of the Graduate School of Humanities and Human Sciences
Volume: 19
Start Page: 255 (左)
End Page: 269 (左)
Abstract: 本研究は,日本語の会話参加者の聞き手を指す表現である対称詞が,発話や談話のどの位置(position)に現れるのかについて,出現タイプにおける機能の違いを検討し,さらに,その機能が対称詞の種類によって,どのような発話効果を発生させるのかについて考察したものである。日本語の対称詞は,人間関係の種類に比例すると言って良いほどその種類が豊富な方であるが,本研究では,その中でも代表的なものとされる聞き手のアイデンティティ性を表す「固有名詞:山田・太郎など」,聞き手の社会的役割性を表す「普通名詞:先生・部長など」,会話参加者としての聞き手性を表す「対称名詞:あなた・きみ・おまえなど」の三つの種類を主な考察対象とした。また,談話の中で対称詞が出現する位置に関しては,命題の中に対称詞が現れない「省略タイプ」,命題の内部に助詞を伴う形で出現する「命題内出現タイプ」,命題の外部つまり談話領域に助詞を伴わない形で出現する「命題外出現タイプ」の三つに分けた。そして,この出現タイプによって対称詞がどのように機能するのかを確認した結果,省略タイプでは対称詞の省略による「間接化機能」,命題内出現タイプでは文脈の中の聞き手を指す「対象指示機能」,命題外出現タイプでは聞き手のことを呼ぶ「呼びかけ機能」としての働きが見られた。特に,対象指示機能と呼びかけ機能においては,固有名詞・普通名詞・対称名詞が持つ性質によって,異なる発話効果が見られた。本研究では,これについて,日本語の対称詞の種類別性質と出現タイプによる機能との関係から,柔軟かつ多様な発話効果が見られると考える。
Type: bulletin (article)
URI: http://hdl.handle.net/2115/79820
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