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北海道大学大学院教育学研究院紀要 = Bulletin of Faculty of Education, Hokkaido University >
第119号 >

地域子育て支援拠点におけるスタッフの学習と連帯

フルテキスト
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この文献には次のDOIがあります:http://doi.org/10.14943/b.edu.119.1

タイトル: 地域子育て支援拠点におけるスタッフの学習と連帯
その他のタイトル: Staff Learning and Association in Community Drop-ins at Child Care Support Services
著者: 榊, ひとみ 著作を一覧する
キーワード: 循環する支援構造
課題の共有化プロセス
信頼関係
実践の対象化
supporting system with circulated structure
process of problem sharing
relationship of trust
objectivization of practice
発行日: 2013年12月25日
出版者: 北海道大学大学院教育学研究院
誌名: 北海道大学大学院教育学研究院紀要
巻: 119
開始ページ: 1
終了ページ: 26
抄録: 本論の目的は,小出(1999)の「支えあいの子育て」論をより分析的に展開していくことである。「支えあいの子育て」とは「循環する支援構造」を有する実践であるが,では,「循環する支援構造」はどのような条件のもと生成されていくのか。本論では,A 県B 市で地域子育て支援拠点事業を行っている実践D を事例として,循環型の支援構造の条件について検討する。 実践D は,循環する支援構造を有する支援実践と捉えられるが,その組織内部にも循環構造があるものとして結論づけた。つまり,組織の外部にむけて「循環する支援」が展開している実践は,その組織内部においても「循環する支援」が進展しているのではないかという仮説が提起できると考える。 本論の分析から子育て支援実践においては,支える側のスタッフにも「支え」の構造が必要であることが論点として提示できる。その際のポイントとして,スタッフ自身の自己表現と自己開示とともに,スタッフ自身の自己肯定感の回復が,実践の基盤となるスタッフ同士の連帯を形成するための欠くことができない重要な要素としてあげられる。 また,分析からは,実践D が支援のあり方を変容させたことが分かった(【図5】)。それが可能となったのは,【図5】にみられるように,スタッフが自らの実践を対象化し,子育て問題認識のレベルで問い直しを行い,自らの支援のあり方に向きあったからだった。自らの実践に問いを立て,その限界を見つめようとするのには困難が伴うが,それが可能になったのはスタッフが,共に活動することで生まれる信頼関係に支えられていたからではないかと考える。
This study determines the process of "associational socialization" in nurturing and childcare. Mami Koide (1999) suggests "reciprocity" as "a system of supporting each other in raising children". As an extension of Koide's hypothesis, this study investigates the development of the system ofsupporting each other in raising children through a case study analysis of community drop-ins inchild care support services.Sakaki's hypothesis (2013) concluded that Koide's system would had a circular structure. Thisstudy evaluates the precondition of circular structure community drop-ins in child care supportservices. This study discusses the following:1) Within organizations, support systems for parentingand supporters should have circulated structures. 2) To present a new perspective on parentingsupport systems, staff at community drop-ins of child care support services should objectivizetheir self-generated practices. 3) The precondition for objectivizing self-generated practices is arelationship of trust between staff members, fostered by sharing the same problems and tasks.
資料タイプ: bulletin (article)
URI: http://hdl.handle.net/2115/53810
出現コレクション:第119号

 

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