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Diferencias pictoricas entre la Inmaculada Concepcion de Velazquez y la de Pacheco

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タイトル: Diferencias pictoricas entre la Inmaculada Concepcion de Velazquez y la de Pacheco
その他のタイトル: The different pictorial representations of the Inmaculate Conception by Pacheco and by Velazquez
著者: 山田, のぞみ 著作を一覧する
キーワード: Diferencias
pictoricas
Inmaculada
Concepcion
Velazquez
Pacheco
発行日: 2013年12月20日
出版者: 北海道大学大学院文学研究科
誌名: 研究論集 = Research Journal of Graduate Students of Letters
巻: 13
開始ページ: 83(左)
終了ページ: 97(左)
抄録: 17世紀のセビリアに生まれ,のちにマドリードの宮廷で活躍したディエ ゴ・ベラスケスと,その師匠フランシスコ・パチェーコは,1620年前後に各々 無原罪の御宿りという同じ主題の作品を描いた。多くの先行研究では,パ チェーコが著した『絵画芸術(Arte de la Pintura)』に記された図像学上の 規定とベラスケスの絵画とが比べられ,両者の描いた作品自体を比較し,そ の絵画表現上の相違を明らかにしようとした研究はみられない。本稿は,ベ ラスケスとパチェーコ,それぞれが描いた􌞰無原罪の御宿り􌞱の様式上の相 違を指摘し,これらの作品の特質をとらえることを目的とする。 着目すべきは,パチェーコが􌞰無原罪の御宿り􌞱に,宗教都市,商業都市 として栄華を誇ってきたセビリアの象徴である建築物「ヒラルダの塔」と「黄 金の塔」を描き入れている一方で,ベラスケスは特定の都市を示唆するよう なモティーフは一切描いていない,という点である。 パチェーコがおこなった,実在の街であるセビリアの姿を無原罪の御宿 りに描きいれるという創意工夫は,上述の彼の著書『絵画芸術』で示され たある芸術上の信念にもとづいたものであったということが,明らかになっ た。すなわち,宗教絵画は鑑賞者に聖なるものの存在を説得力をもって示す ために,「(描かれたものが)生きていると見えるかのようである(paresca viva)」ことを目指すべきであるという考えである。この信念のもと,パチェー コはあたかも聖母マリアがセビリアの上空に顕現しているかのような表現方 法をとったのに対し,他方ベラスケスは,実在の街をモティーフとして挿入 することなしに,聖母マリアの人体表現自体の写実性を追求することによっ て,作品の宗教画としての説得性を高めることを目指していた。
資料タイプ: bulletin (article)
URI: http://hdl.handle.net/2115/54064
出現コレクション:第13号

 

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