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有島武郎『クララの出家』論 : 越境するセクシュアリティ

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この文献には次のDOIがあります:http://doi.org/10.14943/rjgsl.16.r101

タイトル: 有島武郎『クララの出家』論 : 越境するセクシュアリティ
その他のタイトル: On Takeo Arishima's “Clara's Departure from Home” : Corssing the Borders of Sexuality
著者: 張, 輝 著作を一覧する
発行日: 2016年12月15日
出版者: 北海道大学文学研究科
誌名: 研究論集 = Research Journal of Graduate Students of Letters
巻: 16
開始ページ: 101(右)
終了ページ: 109(右)
抄録: 有島武郎の「クララの出家」は発表されて以来、クララの聖女という位置付けと過剰な性欲描写の衝突が注目され、争点となっている。霊肉一致と聖・俗の二択一の解釈はいずれも、クララの性的指向の変化を看過した読みであると言える。つまり、夢におけるヘテロセクシュアルな欲望以外に、クララの同性に対する愛欲も描かれているためである。作中では、夢という空間は異性愛の暴力性を露呈させる装置として機能しているにほかならない。セクシュアリティの規範から逸脱し、夢から現実世界への越境はクララのセクシュアリティの越境と見ることができる。「クララの出家」はジェンダーの曖昧さが 呈示される有島のほかの作品と一脈相通じる面がある一方で、有島武郎文学におけるジェンダー・セクシュアリティの越境を達成している。
資料タイプ: bulletin (article)
URI: http://hdl.handle.net/2115/63921
出現コレクション:第16号

 

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