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農業の現場で新技術の導入を可能にするものとは一体何か : イノベーションの普及過程に起きるコミュニケーション活動の観察
Title: | 農業の現場で新技術の導入を可能にするものとは一体何か : イノベーションの普及過程に起きるコミュニケーション活動の観察 |
Authors: | 千脇, 美香 Browse this author | 川本, 思心 Browse this author →KAKEN DB |
Keywords: | 新技術 | イノベーション | コミュニケーション | アイスシェルター | ロボットトラクター | インタビュー | エスノグラフィー | ユーザー |
Issue Date: | 2-Apr-2018 |
Publisher: | 科学技術コミュニケーション教育研究部門 : CoSTEP |
Journal Title: | CoSTEP研修科 年次報告書 |
Volume: | 2 |
Issue: | 2 |
Start Page: | 1 |
End Page: | 6 |
Abstract: | 本調査の目的は、日本の農業の現場で新たな科学技術が導入するまでに、どのようなコミュニケーションが起こるのか、イノベーションの普及という観点から明らかにすることである。そこで筆者は今年度、喜茂別町チーズ工房タカラのアイスシェルターを応用したチーズ貯蔵庫の導入と、北海道岩見沢市内で進むロボットトラクターの実証実験について、インタビュー調査を行った。チーズ工房タカラの事例からは、技術の受発注者双方による対話を通じて、気候条件などの自然環境、受注者の思想、経営資源などの情報が共有されることが、新しい技術が現場に導入されるまでに必要な過程であると示唆された。また、ロボットトラクターの事例においては、ロボットトラクターは他の技術と組合せることによってはじめて使える技術となる、ということが聞き取りから得られた。 |
Type: | report |
URI: | http://hdl.handle.net/2115/68724 |
Appears in Collections: | CoSTEP 研修科年次報告書 > 2017年度 (13期)
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Submitter: 川本 思心
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