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オンライン座談会「分子ロボットの未来」 : 研究者による未来の語りの記録
Title: | オンライン座談会「分子ロボットの未来」 : 研究者による未来の語りの記録 |
Other Titles: | The Online Forum “The Future of Molecular Robotics” : How Scientists Narrate the Future |
Authors: | 見上, 公一1 Browse this author →KAKEN DB | 河村, 賢2 Browse this author →KAKEN DB |
Authors(alt): | MIKAMI, Koichi1 | KAWAMURA, Ken2 |
Keywords: | 分子ロボティクス | 未来の語り | 期待 | 責任ある研究とイノベーション | 共創 | molecular robotics | narratives of the future | expectations | responsible research and innovation | co-production |
Issue Date: | Sep-2023 |
Publisher: | 北海道大学 高等教育推進機構 オープンエデュケーションセンター 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP) |
Journal Title: | 科学技術コミュニケーション |
Journal Title(alt): | Japanese Journal of Science Communication |
Volume: | 33 |
Start Page: | 15 |
End Page: | 27 |
Abstract: | 本稿では,2022年3月に実施されたオンライン座談会「分子ロボットの未来」について報告し,それが責任ある研究とイノベーションなどの議論で目指されている「共創」を実現する上でどのような意義を持ちうるのかを検討する.オンライン座談会を実施したことで,萌芽的な科学研究領域である分子ロボティクスの第一線で活躍する研究者の描く未来についての考えが言説化され,各研究者がおかれている環境についての理解を深めることができたと同時に,研究者間の微妙なニュアンスの違いも捉えることができた.座談会は,自然科学と人文・社会科学の研究者の連携により実現したものであり,それ自体は特定の専門家に閉じた活動でしかないものの,その実施記録を資料として公開し,誰でも容易に手に取ることができるようにすることで,今後なされるであろう多様なステークホルダーを交えたインタラクションの質を向上させる可能性を秘めている.「共創」の実現のためには,実現しうる未来の可能性を広げ,社会として望ましい意思決定を行うための基盤を形成する必要があるが,今回のオンライン座談会という試みはそれに貢献する取り組みの一つとして評価できるのではないだろうか. |
Type: | bulletin (article) |
URI: | http://hdl.handle.net/2115/90447 |
Appears in Collections: | 科学技術コミュニケーション = Japanese Journal of Science Communication > 33号
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Submitter: 『科学技術コミュニケーション』編集委員会
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